本研究室では、油脂のもつ“美味しさ”と“健康機能”の解明を目的に、油脂成分の化学的変化、品質評価、安全性評価などの研究を行っています。
研究テーマ
分析機器
1.ガスクロマトグラフ(GC-2030,島津製作所)
水素炎イオン化検出器(FID)を搭載したGCです。油脂の脂肪酸組成を測定可能です。
2.ガスクロマトグラフ/四重極型質量分析計(GCMS-QP2020NX,島津製作所)
脂肪酸や香気成分など揮発性の高い成分を分離・分析する装置です。質量分析計により成分の構造情報を解析可能です。
3.ガスクロマトグラフ/トリプル四重極型質量分析計(GCMS-TQ8050NX,島津製作所)
固相マイクロ抽出(SPME)注入法などに対応した多機能オートサンプラーを搭載したGCMS/MSです。MS/MS分析による高感度分析が可能です。
4.液体クロマトグラフ(HPLC,島津製作所)
紫外可視(UV)検出器と蛍光(FL)検出器を搭載したHPLCです。食品成分の分離・分析が可能です。
5.液体クロマトグラフ/四重極飛行時間型質量分析計(LC-QTOFMS,Impact II,Bruker)
食品や生体試料中の成分を分離・分析する装置です。質量分析計により成分の構造情報を解析可能です。
6.分取HPLC(PLC761,ジーエルサイエンス)
流速20~150 mL/minのポンプを搭載したHPLCです。天然物や合成物などから目的物の単離・精製が可能です。
7.マトリックス支援型レーザー脱離イオン化飛行時間型質量分析装置(MALDI-TOF/TOF,rapifleX,Bruker)
食品や生体組織における対象成分の空間分布を測定(イメージング)する装置です。従来のMALDI-TOFMSよりも高速イメージングが可能です。
8.イオンモビリティ質量分析計(timsTOF fleX,Bruker)
イオンモビリティ測定可能な装置です。MALDIイメージングやHPLCとの併用が可能です。
9.自動滴定装置(AUT-701,東亜DKK)
電位差滴定装置です。食用油脂の劣化指標(過酸化物価、酸価)や食品の酸度、アミノ酸度などを測定可能です。